村上春樹「ノルウェイの森」
評価:A
全体としてクールで登場人物に人間味が無くてすぐマスターベーションの話になってしまう村上春樹の一番売れた小説です。
シュールといって差し支えない彼の文章表現が大好きです。しかし彼の描く世界観はどうにも好きになれません。だって主人公もてすぎwww
村上春樹がすげえ好きでエロゲを嫌悪してる人が居たら非常に申し訳ないんだけど、この人の書く小説はエロゲと大差無いッス。筆力なんか比較してるんじゃないですよ、彼の小説から漂う主人公像、エロス全開の世界、とか。濃厚なセックス描写は必要なのだろうかと思っちゃうあたり俺はエロゲ脳です。鍵っこです。
さて、面白かった。恋愛小説として楽しめたかどうかは別にして、とても面白かった。緑の思考回路なんか異常すぎて噴出す始末だし、突撃隊の話で俺も幸せな気分になったし、「ダンス・ダンス・ダンス」よりも読みやすかった。物語としてはどうかと思うけど結果的に楽しめたので問題あるまい。恋愛小説にするなら主人公に「動」の動作をしてもらわんと読み手としては困るw
まあワタナベ君も頑張ってたんだけどね。。。
うつ病つーのか恐ろしいわ。
ていうかこんなのが結論になる恋愛小説はイヤだ(;´Д`)